- シオンタウンのBGMには異常な噂が存在する
- 子供が体調不良になったという都市伝説もある
- 今でも“怖い町”として語り継がれている
ポケモン“シオンタウン”が今でも怖がられる理由
導入
ゲームの中には、なぜか今でも忘れられない“怖い場所”が存在する。
ホラーゲームではないのに、不気味だった場所。
子供の頃、なぜか近づきたくなかった場所。
その代表として今なお語られるのが、初代『ポケットモンスター 赤・緑』に登場する「シオンタウン」だ。
紫色の町。
ポケモンタワー。
静かな墓地。
そして、あまりにも不気味なBGM。
当時プレイしていた子供たちの間では、
「気分が悪くなる」
「怖くて音を消した」
という声まで存在した。
さらに時代が進むと、“ある都市伝説”がネットで爆発的に広がることになる。
それが――
「シオンタウン症候群」である。
シオンタウン症候群とは何か
海外で有名になった都市伝説に、「Lavender Town Syndrome」というものがある。
内容はかなり衝撃的だ。
シオンタウンのBGMに含まれる高周波音によって、子供たちが体調不良を起こしたというのである。
中には、
「頭痛」
「不眠」
「不安感」
を訴えたという話まで存在する。
さらに極端な噂では、“異常行動を起こした子供がいた”という話まで拡散された。
もちろん、公式にそのような事実は確認されていない。
現在では創作色の強いネット都市伝説として扱われている。
しかし、この話がここまで有名になった理由には、シオンタウンそのものが持つ独特な空気感が関係している。
子供向けゲームに潜む“不穏さ”
初代ポケモンは、基本的には明るい冒険ゲームだ。
だがシオンタウンだけは空気が違った。
BGMは暗く、不安定。
町の住民もどこか沈んでいる。
そして最大の特徴が、「死」を扱っていたことだ。
ポケモンタワーには亡くなったポケモンたちが眠っている。
主人公はそこで幽霊と遭遇し、成仏できない存在と向き合うことになる。
子供向けゲームでここまで直接的に“死”を描いた作品は、当時としては珍しかった。
そのため、多くの子供にとってシオンタウンは、
「ゲームなのに怖すぎる場所」
として記憶に残ったのである。
さらに初代ゲーム特有の粗い音源やドット絵が、不気味さを強調していた。
現代のリアルなホラーとは違う。
想像する余白があったからこそ、恐怖が膨らんでいったのかもしれない。
なぜ今でも怖いのか
興味深いのは、シオンタウンが“今でも怖い”と言われ続けている点だ。
実際、動画サイトやSNSでは現在もBGM考察や都市伝説動画が投稿され続けている。
理由の一つは、「子供の頃の感情」が強く残っているからだろう。
幼少期の恐怖体験は、大人になっても記憶に残りやすい。
特にゲーム体験は、音や映像と結びついているため、感覚的な記憶として保存されやすい。
そしてもう一つは、“説明できない不気味さ”があることだ。
シオンタウンには、明確な恐怖演出は少ない。
突然驚かせる演出もない。
それでも、なぜか落ち着かない。
この「理由は分からないけど怖い」という感覚こそ、都市伝説と非常に相性がいい。
だからこそ数十年経った今でも、新しい噂が生まれ続けているのだろう。
まとめ
シオンタウン症候群。
その多くは創作であり、科学的根拠も存在しない。
だが、それでも多くの人が“あの町の怖さ”を覚えている。
暗いBGM。
静かな墓地。
不自然な空気。
子供の頃に感じた違和感は、大人になっても消えない。
そして都市伝説は、その違和感に“意味”を与えていく。
もしかすると本当に怖かったのは、ゲームそのものではない。
プレイヤー自身が想像してしまった“何か”だったのかもしれない。
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