温泉宿のトイレ殺人事件|盗撮映像に映った小さな老婆の正体

怪奇・怖い話系
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ざくっと都市伝説
  • 温泉宿のトイレで起こった殺人事件。
  • 捜査でトイレに仕掛けられた盗撮カメラを発見。
  • そこに映った小さな老婆の恐ろしい一言。

これは、ある温泉宿で起きたとされる後味の悪い都市伝説である。

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密室で起きた惨劇

静かな山あいの温泉宿で、一人の女性宿泊客が無残な姿で発見された。

現場は宿のトイレ。

女性の身体には無数の傷があり、鋭利な小さな刃物で何度も刺されたような痕跡が残っていたという。

さらに不可解だったのは、トイレの扉に内側から鍵がかかっていたことだった。

警察は密室殺人として捜査を開始する。

震え上がった男

この事件の報道を見て顔面蒼白になった男がいた。

だが、その男は犯人ではない。

実は以前からそのトイレに小型カメラを仕掛け、盗撮を行っていたのである。

このまま捜査が進めばカメラが発見され、自分の犯行も明るみに出る。

下手をすれば殺人犯と疑われる可能性すらあった。

悩んだ末、男は警察へ出頭し、盗撮についてすべてを打ち明けた。

そして問題のカメラが回収された。

映像に映っていたもの

盗撮は犯罪である。

しかし結果として、その映像は事件解決の重要な手がかりになるはずだった。

被害者が映っているなら、犯人も映っているはずだからだ。

捜査員たちは映像の確認を始めた。

しばらくすると、被害者の女性がトイレへ入ってくる。

そして用を済ませて立ち上がったその瞬間だった。

窓の外から小さな影が音もなく入り込んできた。

それは老婆だった。

異様なほど小柄な老婆が、手に針のようなものを握っている。

次の瞬間、老婆は信じられない速さで女性へ襲いかかった。

映像は激しく揺れ、女性の悲鳴が響く。

そして老婆は何度も何度も身体を突き刺した。

捜査員たちは言葉を失った。

老婆の視線

やがて女性は動かなくなった。

老婆はしばらくその場に立ち尽くしていたが、不意に顔を上げる。

そしてゆっくりとカメラの方を見た。

まるで盗撮されていることを最初から知っていたかのように。

老婆の顔が画面いっぱいに近づく。

その目は異様な光を帯びていた。

そして低い声でこう言った。

「次はおまえの番だよ」

そして最後に…

映像が終わったわけではない。

老婆がこちらを睨み続ける中、映像を見ていた捜査室に異変が起きた。

部屋の天井から――。

ゴトリ。

何かが動く音がした。

捜査員たちは思わず天井を見上げたという。

その後どうなったのかは語られていない。

都市伝説としての考察

この話の怖さは、犯人が捕まらないことではない。

映像の向こう側にいたはずの存在が、こちらを認識していることだ。

普通ならカメラの向こうに誰がいるか分かるはずがない。

しかし老婆は確かに画面の外に向かって言った。

「次はおまえの番だよ」

もしこの映像が本当に存在したとしたら――。

その言葉は誰に向けられていたのだろうか。