- 日本最大級の未解決事件。
- 真犯人を巡る噂が今も絶えない。
- 事件の裏には別の目的があったという説もある。
日本最大級の未解決事件。その裏には、今も消えない複数の真犯人説が存在する。
日本の未解決事件と聞いて、多くの人が真っ先に思い浮かべるのが三億円事件だろう。
警察官に変装した犯人。
鮮やかな犯行。
そして完全犯罪とも呼ばれる結末。
事件から半世紀以上が過ぎた今も、真犯人は分かっていない。
だからこそ、人々は空白を埋めるように数々の説を生み出した。
その中には、単なる推理では片付けられない奇妙な噂も含まれている。
完璧すぎた犯行
1968年12月10日。
東京都府中市で現金輸送車が警察官を名乗る男に停止させられた。
男は、
「爆弾が仕掛けられている可能性がある」
と説明し、行員たちを車外へ避難させた。
直前には支店長宅への脅迫状も届いていた。
そのため誰も疑わなかった。
男は車体の下を調べるふりをしながら発煙筒に火を付ける。
煙を見た行員たちは爆発を恐れてさらに離れた。
そして犯人は輸送車ごと現金を持ち去った。
行員たちは最後まで、「勇敢な警察官」だと思っていたという。
警察幹部の息子説
最も有名な噂の一つが、警察幹部の息子犯人説である。
この説では、犯人は警察内部の情報を知る立場にあったとされる。
警察無線。
捜査手法。
警官の動き。
それらを熟知していたからこそ、あれほど巧妙な犯行が可能だったというのだ。
さらに噂は続く。
真犯人は事件後に口封じのため消された。
だが、この話を裏付ける証拠は確認されていない。
それでも今なお語られるのは、事件そのものがあまりにも出来すぎているからなのかもしれない。
公安作戦説
さらに大胆な説も存在する。
事件自体が公安による作戦だったという説だ。
当時、新興住宅地には学生運動や新左翼系組織の拠点が増えていた。
三億円事件後、警察は大規模な聞き込みを実施する。
いわゆるローラー作戦である。
その過程で多数の活動拠点が把握された。
ここから、
「本当の目的は現金ではなく大規模捜査だったのではないか」
という噂が生まれた。
もちろん証拠はない。
しかし未解決事件と公安という組み合わせは、人々の想像力を刺激し続けている。
まとめ
三億円事件には無数の真犯人説が存在する。
警察幹部の息子説。
公安作戦説。
単独犯説。
複数犯説。
だが、そのどれも決定打にはなっていない。
事件が解決しなかったからこそ、人々は新たな物語を作り続ける。
そして半世紀以上経った今も、三億円事件は単なる未解決事件ではなく、一つの巨大な謎として語られている。
もしかすると本当に恐ろしいのは、犯人が誰だったのかではない。
誰も真実を知らないまま、噂だけが増え続けることなのかもしれない。


