- ネットで悪名高かった鮫島という男。
- オフ会でリンチされる様子が実況されたという噂。
- その後、本物の鮫島による報復が始まったとされる。
鮫島事件には、広く知られている話とは別に「もう一つの鮫島事件」が存在すると言われている。
舞台は2ちゃんねる以前に存在した大型掲示板「あめぞう」。
当時、その掲示板には鮫島と名乗る人物が出入りしていた。
鮫島は危険な人物として知られており、ネット上では数々の不気味な噂が流れていたという。
やがて掲示板利用者の間で鮫島への反感が高まり、ある男が鮫島をオフ会へ呼び出した。
待ち合わせ場所は千葉県柏市。
そこに現れた鮫島と思われる男は、多数の人間によって暴行を受けたという。
さらに恐ろしいことに、その一部始終は掲示板上で実況されていたと噂されている。
その際に投稿されたとされるのが「血の16画像」である。
全部で16枚存在すると言われる画像は、1枚目こそ駅前の風景だったものの、後半になるにつれて異様な内容になっていったという。
現在まで画像の実在は確認されておらず、真偽も不明である。
しかし都市伝説として語られる中では、最後の16枚目に衝撃的な写真が写っていたとされる。
ところが事件はそれで終わらなかった。
後になって判明したのは、リンチされた人物が本物の鮫島ではなかったという噂である。
別人が鮫島を名乗っていただけだったというのだ。
そして本物の鮫島は、その実況を見ていた。
激怒した鮫島は掲示板へ現れ、こう書き込んだという。
「今度は俺の番だ」
その後、リンチに関わった者たちが次々と姿を消したという話や、不審死を遂げたという話まで語られるようになった。
もちろん、これらを裏付ける証拠は一切存在しない。
そもそも鮫島という人物が実在したかどうかさえ不明である。
しかしネット黎明期の闇を象徴する怪談として、この話は今も語り継がれている。
そして興味深いことに、「鮫島事件」には別のバージョンも存在する。
本当に存在しなかった事件なのか。
それとも誰かが存在しなかったことにした事件なのか。
その答えを知る者は、今もネットのどこかにいるのかもしれない。


