鏡に映った隙間男
ざくっと都市伝説
- 山のペンションに泊まる姉妹。
- 突然変なことを言い出す姉に妹が怒鳴る。
- 姉の変な言葉に隠されていた意味は・・・
ある姉妹が山のペンションに泊まることになった。ペンションに行く途中、警察の人間に呼び止められ「このあたりは通り魔というか、変質者が出没するから注意してほしい」との注意を受けた。
姉妹がペンションにつくと、二人ともベッドに腰を下ろし、今回の旅行のことや、今日の夕食について話していると、鏡を見ていた姉が急に、「ねえねえ、部屋の外の窓って閉まってたっけ?」と妹に話した。
「たぶん閉まっていると思うよ。」と妹は答えた。
「じゃあさ、閉まってるか確認してきてよ。それからペンションの中を一回りしましょうよ。」
「えー、めんどうくさいなぁ。着いたばっかりじゃん。」と妹はぐずるが、
姉は「いいじゃんいいじゃん、早く行こうよ!」とうとう姉は妹の袖をつかんで強引に部屋の外に出た。
「やっぱり窓は閉まってるじゃん。」窓を指して文句をたれる妹を引きずるように姉はペンションを出ようとする。
「いいかげんにしてよ!お姉ちゃんさっきから何なの?!」たまりかねた妹が、姉に向かって声を荒げた。
それを制するように姉はこう言った。
「私がさっき見ていた鏡に、あなたのベットの下でニヤニヤ笑っている変なやつが映ってたんだよ!あれが警察の言っていた通り魔だよ!」