明かりをつけなくてよかったな…ベッドの下の男の怪談

怪談・怖い話
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ざくっと都市伝説
  • 先輩の家に鍵を忘れてしまった女子大生。
  • 真っ暗な部屋で手探りのまま鍵を回収。
  • 翌日知ることになる恐ろしい真実。

夜中に思い出した忘れ物。

それが命を左右する出来事になることもある。

これは、海外でも類似の話が語られている有名な怪談である。

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忘れてしまった部屋の鍵

ある日、女子大生のAさんは仲の良い先輩の家へ遊びに行った。

二人はおしゃべりに夢中になり、気付けば終電が近づいていた。

慌てて先輩に別れを告げ、自宅へ向かう。

ところが駅へ向かう途中で、大切なことを思い出した。

部屋の鍵を先輩の家に置き忘れていたのである。

仕方なくAさんは引き返した。

真っ暗な部屋

先輩の部屋へ戻った時には、すでに深夜になっていた。

部屋の明かりは消えている。

きっと先輩は寝てしまったのだろう。

Aさんは申し訳なく思いながらドアに手を掛けた。

すると鍵は掛かっていなかった。

部屋の間取りはよく知っている。

起こすのも悪い。

そう考えたAさんは電気をつけず、暗闇のまま部屋へ入った。

家具の位置を記憶だけでたどりながら、忘れていた鍵を探す。

しばらくして無事に鍵を見つけることができた。

そしてそのまま静かに部屋を出た。

もしこの時、彼女が明かりをつけていたら――。

話はここで終わっていたかもしれない。

翌日の訪問

翌日。

Aさんは昨夜の無断侵入を謝ろうと思った。

ついでに食事へ誘うつもりだった。

しかし先輩のアパートに到着すると、異様な光景が広がっていた。

建物の前には警察車両。

黄色い規制線。

そして大勢の野次馬たち。

Aさんは嫌な予感を覚えながら人混みをかき分けた。

そこで知らされたのは、先輩が殺害されたという事実だった。

血文字のメッセージ

警察はAさんを部屋へ案内した。

室内には重苦しい空気が漂っていた。

ベッドの周囲には乾いた血痕が残っている。

そして壁には血で書かれた文字が残されていた。

Aさんはその言葉を見て凍り付く。

そこにはこう書かれていた。

「明かりをつけなくてよかったな」

ベッドの下の男

その瞬間、Aさんは昨夜の出来事を思い出した。

暗闇の部屋。

静まり返った空気。

誰もいないと思っていた室内。

しかし実際には違った。

先輩はすでに殺されていた。

そして犯人は、まだ部屋の中に潜んでいたのである。

ベッドの下に。

Aさんが電気をつけていたら。

犯人と目が合っていたら。

おそらく彼女も生きてはいなかっただろう。

まとめ

「ベッドの下の男」は世界各地に類似の話が存在する有名な怪談である。

血文字も恐ろしい。

殺人犯も恐ろしい。

だが本当に怖いのは、暗闇の中で犯人のすぐそばを歩いていたという事実なのかもしれない。

もちろん実話として確認された事件ではない。

しかしこの話を聞いたあと、多くの人は寝る前に一度だけベッドの下を確認したくなる。

そして確認したあとですら、安心できなくなるのである。