ざくっと都市伝説
- 佐川急便の飛脚が幸運を運ぶ。
- ふんどしに触ると願いが叶う。
- 噂は思わぬ方向へ広がった。
かつて佐川急便のトラックには、大きく飛脚のイラストが描かれていた。
その飛脚にはある噂があった。
「飛脚のふんどしに触ると幸せになれる」
誰が言い始めたのかは分からない。しかし学生を中心に口コミで広まり、街中で見かけたトラックの飛脚にこっそり触ろうとする人まで現れたという。
幸運を呼ぶ飛脚
飛脚は昔から縁起の良い存在として扱われることがあった。
大切な荷物や手紙を無事に届ける姿から、「良い知らせを運ぶ者」というイメージがあったためだ。
そのため、いつしかトラックに描かれた飛脚にも幸運のイメージが重なり、「触ると運気が上がる」という都市伝説が生まれたと考えられている。
噂はさらにエスカレートする
やがて飛脚のイラストはデザイン変更によって姿を変え、ふんどし部分も目立たなくなっていった。
ところが都市伝説はそこで終わらなかった。
一部では、
「飛脚に触れないなら佐川急便のドライバーのお尻に触れば同じ効果がある」
という、なんとも無茶な噂へと変化していったのである。
もちろん実際にそんなことをしてはいけない。
幸せどころか大きなトラブルになるだろう。
考察
この都市伝説は恐怖や怪奇現象ではなく、人々の「少しでも運を良くしたい」という願望から生まれたジンクスの一種だろう。
四つ葉のクローバーやラッキーアイテムと同じように、身近な存在へ幸運の力を見出した結果なのかもしれない。
ただし本当に幸せを運んでいるのは飛脚の絵ではなく、毎日荷物を届けているドライバーたちなのだろう。
そう考えると、この都市伝説も少しだけ見方が変わってくる。


