CIAの洗脳実験から作られたゲーム都市伝説「ポリビアス」
- わずか2カ月足らずで姿を消した謎のゲーム「ポリビアス」。
- CIAから流出した洗脳実験「MKウルトラ計画」の資料。
- ゲームを通じて洗脳のためのデータが集められていた。
1981年、アメリカオレゴン州ポートランドにあったいくつかのゲームセンターにシューティングゲームの筐体が置かれた。
ゲームの名前はポリビアス(POLYBIUS)。アタリの「テンペスト」に似たゲーム内容だったと言われているが詳細は不明。開発メーカーも不明。当時のゲーム紹介誌などにも紹介されていない。伝説のゲーム筐体。
何の告知もなく、狭く限られた地域のみに設置され、わずか2カ月足らずで撤去されその姿を消してしまったため情報が残っていない。
ポリビアスをプレイした人たちは、夜中に発作を起こし叫び声をあげたり、一時的な記憶喪失になったりした。それでもポリビアスを何度もプレイしたいという欲求に駆られる奇妙な中毒性を持っていた。また、ゲーム筐体の技術屋には見えない謎の黒スーツの男が、ハードディスクのようなものを頻繁に交換する様子が目撃されている。
ある日、二人の少年がゲーム機の前で倒れ、その10日後にそのゲーム筐体が押収され、いくつかのゲームセンターに置かれたポリビアスすべてが回収されている。
ポリビアスはマインドコントロール実験「MKウルトラ計画」から派生したものではないかと言われている。
MKウルトラ計画とは1950年代初頭からCIAがアメリカとカナダの国民を被験者として行った洗脳実験のコードネーム。1970年代に極秘だった資料が流出し、科学的、生物的な手法に留まらず、放射性物質も使っていたことが明らかになっている。
MKウルトラ計画の資料を元ネタにした作品で有名な映画「スターファイター」や映画「ウォーゲーム」。他にも多く似たような作品が作られている。それらの作品に共通するキーワードは「ゲーム」。ゲームをプレイした一般人が適性を測られ戦争へ巻き込まれていく。ポリビアスは流出した資料をもとに、何者かあるいは組織がゲームを再現し洗脳のためのデータを集めていたのかもしれない。