無人漂流船メアリー・セレスト号
ざくっと都市伝説
- 翌日には寄港できるところで船員が消える。
- 無人のまま漂流。
- 船を棄てた理由がわからない。
1872年ポルトガル沖で無人のまま漂流していたのを発見された船で航海史上最大の謎とされる。
メアリー・セレスト号は原料アルコールを積み、船長ベンジャミン・ブリッグズの指揮下、計10人を乗せてニューヨークから出帆した。そして目的の港につくことなく無人船として発見される。
発見当時、乗員が一人もいなかった。甲板は嵐で傷んでおり、甲板の下には海水が侵入していたが、全体として大きな損傷は見られず、船を棄てる理由が見当たらない。
船内を調べても暴力の形跡もなく、食料も十分にあり、衣服も残っている。積荷の原料アルコールも1700樽の内、9樽の一部が壊れて中身が流出していた。
航海日誌は11月24日の記述が最後で、翌日にはセント・メアリー島に到着できる位置であることが記されていた。翌日には寄港できるところで、十分に航海できる船から乗員たちはどこへ消えてしまったのか。
メアリー・セレスト号を発見者の海賊行為を疑われはしたが、最終的にはその疑いは晴れている。
この船の話に基づいたコナンドイルの小説でマリー・セレスト号として登場したため、メアリー号ではなくマリー号として話は有名になった。