自撮りばかりしていると病気になる

- ポケモンショックとしても知られる、光の点滅やフラッシュで体調不良になる光過敏性発作。
- フラッシュを使って自撮りすると光過敏性発作になる。
- スマホの構造上どうしても光を見てしまうことが原因。
ポケモンショック、ポリゴンショックなどの言葉を聞いたことがあるだろうか。テレビ東京系列で放送されたアニメ「ポケットモンスター」の第38話「でんのうせんしポリゴン」の映像ににより、視聴者が光過敏性発作を起こした事件のことである。
背景色を激しく点滅さるパカパカ、ストロボやフラッシングなどの激しい点滅が多用されたことで、光過敏性発作となり吐、き気や頭痛、視覚系障害、不快気分、情緒不安定など体調不良で、700人以上の児童が病院に運ばれた。
この事件を機に、「テレビを見るときは部屋を明るくし離れてみてください。」と勧告するテロップが流されるようになった。
この事件は、最も多くの視聴者に発作を起こさせたテレビ番組としてギネス世界記録にも認定されている。
光過敏性発作は1800年代には確認されているが、まだまだ研究段階で詳しいことは分かっていない。研究を進める中で、光過敏性発作が起こる瞬間が新たに発見された。
フラッシュを使て自撮りしている瞬間である。
スマートフォンやSNSの普及により、自撮りは当たり前の文化となっているが、フラッシュを使った自撮りを繰り返していると、光過敏性発作が起きやすくなるという。
ファッションモデルやスポーツ選手など、一般人よりフラッシュを浴びる生活をしている人よりも、フラッシュを使った自撮りをしている人の方が危険らしい。
ファションモデルなどフラッシュを多く浴びていても、その光を直視しているわけではない。撮影で使われるフラッシュの多くは、正面ではなく、横などから当てられている。そのため光過敏性発作は起きにくい。
スマートフォンのフラッシュはレンズの近くにある。自撮りするときカメラ目線になると、どうしてもフラッシュの光を見ることになる。これが毎日のように繰り返されることにで、光過敏性発作が起きてしまう。
自撮りをするときは、フラッシュを使わないか、目線をそらして撮影した方がよい。