AKB48「ポニーテールとシュシュ」表と裏の物語
ざくっと都市伝説
- ポニーテールとシュシュのPV。
- 3つのシーンで構成されている。
- 歌詞の世界の裏側。
AKB48「ポニーテールとシュシュ」のフルバージョンPVには、表と裏の物語がある。表は爽やかさ、可愛さ、元気さ、生命溢れる感じ、裏は血や怪我、死や事故などの残酷で暗いイメージ。
ポニーテールとシュシュのフルバージョンPVは、ロッカールームのシーン、浜辺のシーン街のシーン。
3つのシーンで構成されている。
バスケ部員に扮したAKBメンバーが着替えるロッカールーム。宮澤の怪我、血の匂いに引き寄せられ紛れ込んだ犬。ユニフォームを脱ぐと、うまい具合に下着や肌が隠される。
大島「チラ見なわけよ」
峯岸「男の子たちって絶対見てるよね」
こちらのほうを見てくる。
篠田が犬に気付いて立ち止まる。宮澤が前に出て犬に声をかけた瞬間、犬が牙を剥く。逃げる宮澤たちメンバーを追いかける犬。シャワー室に飛び散るシャワーの水飛沫。凶暴化した犬に襲われ排水溝には、血が吸い込まれていく様子。阿鼻叫喚の地獄となっているロッカールームをあらわしている。
神経質にうまく撮影されてロッカールームのシーンに対し、浜辺のシーンでは撮影用のヘリコプターの影が映りこんでいる。今の技術では影を消すことなど容易なはずなのになぜそのまま残しているのか。意図的に残されただと考えられる。ヘリコプターの影はじつは死の影で、ロッカールームでの裏の物語がここで暗示されている。
歌詞で描かれる世界の表の物語が片想いの切なさだとすれば、裏の物語はその転覆を目指したものになる。
成就か破棄か、美しさの内側には醜くさが身を潜めている。