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バイクにつけられる買い取りチラシ

ざくっと都市伝説
  • バイクには「買い取りチラシ」がつけられていることがある。
  • バイク窃盗団が目印としてつけていることが多い。
  • チラシが付いたままだと、数日後に盗まれる。

バイクに付けられた「買い取りチラシ」を見たことがあるだろうか。

ハンドルやミラーに巻き付けてあったり、輪ゴムでぶらせてげいたりと方法は様々。勝手に査定し、手書きで買い取り価格が書いてあるものもある。

しかし、バイク買い取りチラシの多くはバイク買取業者ではなく、バイク窃盗団が付けている。そのため「出張買取」が定番となっている。

日本のバイクは海外のある地域では高値で売れる。中型や大型はもちろん、50ccの原付でさえも日本国内の売買価格よりはるかに高い。窃盗団は盗んだバイクを海外に売り飛ばしている。

バイクを盗むにしても、いきなりトラックなどに積み込み盗んでいくのはリスクがある。そこでチラシを付けて盗みやすいバイクか事前に確認している。

チラシをつけて数日経ってもチラシが取られていないバイクは、あまり乗られていない、普段所有者が確認をしていないバイク。所有者と出くわす危険性が低いことになる。

「買い取りチラシ」をつけるのは、何も知らずに雇われたアルバイト。下っ端チンピラにやらせればアルバイトを雇う必要はないが、いかにもガラの悪そうな人物がやっていては目立ってしまう。もしチラシを付けているときに持ち主が現れたら、犯罪の準備をしていると知っている下っ端では、挙動不審になり揉め事になる可能性もある。

少し位のアルバイト料を払ってでも、何も知らない犯罪の意識がない一般のアルバイトのほうが都合がいいのである。

愛車にこの買い取りチラシを付けられていたからといって、素直に「売ろうかな」と考える人はほとんどいない。チラシが付けられていることにすぐ気付く人は、日常的にバイクを使用している人で、売ろうと思っている人は少ない。チラシに書かれている電話番号に連絡がくることはほとんどない。
しかし、チラシに書かれている電話番号にはきちんとつながる。繋がらなければ怪しまれてしまうからだ。

電話がかかってくれば、窃盗団はとりあえず連絡してきた人の元へ向かう。そして査定をするふりをして、相場より低い買い取り価格を提示する。チラシで買い取り価格を提示していたとしても、「ここを見落としていた」など難癖をつけてくる。窃盗団は買い取る気がない。持ち主が断ったとしても気にしない。

もし持ち主が「その価格でいい」と言えば素直にその価格で買い取る。海外に売り飛ばせば十分に元は取れるからだ。バイクの持ち主にしてみれば、乗らないバイクがお金に変わったと喜びたいところだが、相場よりかなり安く買いたたかれているので実は損している。

あまり乗らないバイクでも、日々チラシがつけられていないか確認しないと盗まれてしまう。

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