女性は孫の世話をするため閉経する
ざくっと都市伝説
- 閉経があるのは人間とわずかな鯨だけ。
- 長寿で成長に時間のかかる動物だけに閉経がある。
- 閉経することで孫の世話に集中させる。
閉経とは女性の生理が終わり、月経が永久に停止すること。
月経は人間以外の動物にもあるが、閉経があるのは人間と僅かな鯨の種だけである。
閉経のある動物に共通するのは「長寿」ということと、一人前に育つまで年単位、10年以上の年月がかかるという特徴も持っている。
短命な動物であれば、寿命近くで産んだ我が子であっても、きちんと育て上げることができるが、長寿の動物は、寿命近くで子を産むと、育て上げられない可能性が高い。
動物は本能的に、自分の遺伝子を残すため子を作ろうとする。
自分の遺伝子を残すためには子を作ることはもちろん、孫を作ることも有効である。自分が寿命を迎え育てられなくなる「我が子」を作るより、自分の遺伝子を持った孫の世話をする方が、自分の遺伝子を後世まで残す可能性は高くなる。
「我が子」ができれば「孫」の世話に集中できない。その為、寿命近くになると、孫の世話に集中できるよう閉経を迎え、子どもが産めないようになる。