人面犬の都市伝説
ざくっと都市伝説
- 飲食店のゴミ捨て場
- 追い払おうとする店員
- ほっといてくれよ
ある飲食店で閉店の時間となり、ある店員が裏口にあるゴミ捨て場へ厨房のゴミをだそうとした。
裏口は細い路地に面していて、深夜ということもあり人通りは少ない。ふと見るとゴミ捨て場のゴミをあさっている犬がいる。
邪魔だなと思いながらも、近づけば逃げるだろうとゴミ捨て場へと近づいていく。しかし、犬は逃げることなく、一心不乱にゴミをあさり続けた。
あまり散らかされては、後の片づけが大変だと思い店員は「こら、腹が減っているんだろうが、そんなに散らかすな!」と怒鳴りつけた。
ゴミ袋から顔を出し振り返りざまに「ほっといてくれよ」と人の顔をした犬がポツリとつぶやいた。