2060年に人類滅亡?ニュートンが発見した終末の予言。
- ニュートンは天才科学者でありオカルトの研究者でもある。
- ダニエル書とヨハネの黙示録の共通点を見つける。
- 独自の計算方法で2060年が世界の終末だと導き出した。
リンゴが期から落ちるのを見て万有引力を発見した人として有名なアイザック・ニュートン。天才科学者として有名なニュートンだが、実はオカルト研究者としての側面も持っていた。
2016年3月。ニュートンが密かに研究していた、錬金術の写本が見つかり話題になっている。ニュートンの錬金術の写本から、鉛などを金に変える力をもつ賢者の石、不老不死のエリクシールなどを研究していた様子がうかがえる。
ニュートンは錬金術の研究と同時に、聖書に隠された暗号「バイブル・コード」の調査・研究を行っていた。ニュートンがまとめたバイブル・コードの研究結果は、ある伯爵の邸宅に「秘密文章」として保管されていたが、1936年に競売にかけられその存在が公になり、2007年にはその一部が公開された。ニュートンの研究では、キリストは神の預言者で「人間」として扱われ、キリストと聖霊が一体であるとする「三位一体」を唱えた当時のキリスト教に反するものだっため、280年以上ものあいだ秘密文章のまま公開されることはなかった。
予言書とされる「ダニエル書」と新約聖書の「ヨハネの黙示録」の研究に力を注いでおり、両書に登場する数字に注目し独自の計算方法で世界の終末を導き出した。
ダニエル書とヨハネの黙示録の共通点
ダニエル書に登場する数字
「聖者らは彼の手に渡され、1時期、2時期、半時期がたつ。やがて裁きの座が開かれ、彼らはその権威を奪われ、滅ぼされ、絶やされて終わる。」
「期」は1年を表し、経過した「1時期、2時期、半時期」は3年半となり、42か月=1260日となる。(1月30日計算)
ヨハネの黙示録に登場する数字
「この獣にはまた、大言と冒涜の言葉を吐く口が与えられ、42ヶ月の間、活動する権威が与えられる」
「女は荒れ野へ逃げ込んだ。そこには、この女が1260日の間養われるように、神の用意された場所があった」
ヨハネの黙示録にも「42か月=1260日」という数字が出てくる。
神の一日は、人間界の一年に当たる。神にとって1260日は人間界の1260年ということになる。
またダニエル書に登場する「4つの獣」を、ヨハネの黙示録に登場する「7つの頭と10本の角がある赤い竜」は同一のもので、「赤い竜」「海の獣」「地中の獣」が手を組み、三位一体の教義を取り入れて偶像崇拝する堕落しきったキリスト教となる。
ニュートンは、ダニエル書とヨハネの黙示録の共通点を探していくことで、教会が堕落してから「1260年後」に世界の終末が訪れると導き出した。
では、教会が堕落したのはいつなのか。
当初は、テオドシウス治世の西暦400年と考えられていたが、西暦800年のクリスマスの日に、教皇レオ三世がフランク 王カール一世にローマ皇帝の冠を授けて、ローマ教会の皇帝とし、ビザンティン皇帝と併存させたときが、教会が堕落した日とされている。
800年に始まった堕落。そこから1260年が経過した2060年が世界の終末だとニュートンは予言している。