メールを止めたら殺される
- 2001年ごろにチェーンメールとして出回った話。
- 犯人を探しているから転送してほしいというもの。
- 転送しなかった人を犯人としコロしに行く。
6月9日(木)に兵庫県姫路市港区住吉台で橘あゆみという19才の女性が何者かに襲われ暴行をされた後、顔がぐちゃぐちゃになるぐらい殴られ下腹部をめった刺しにされ殺害されました。
それは私の友人です。彼女は妊娠3ヶ月でした。遺体からはそれぞれ違う精液が見つかったということです。おそらく何人かの男がレイプしおもしろ半分に、子供を宿した彼女の中に精液をかけ無残にも、その下腹部をめった刺しにしたのだということでした。
・・・許せない!
彼女とおなかの子供、二人を殺した犯人を同じようにそれ以上痛めつけ殺す・・・・そう決めました。
パソコンのプログラムの処理から犯人と思われるやつの名前をリストにし、それだけではなかなか見つからないのでメールにより検索し怪しいやつはみんな殺す計画を立てたものです。
このメールを見たら必ず24時間以内に9人に回して下さい。パソコン、携帯、ピッチそれぞれの位置情報から
メールをとめたやつの居場所をつきとめ怪しいと判断した場合殺す・・・
探偵事務所の最新パソコンによりメールを回したことを確認できるようになっています。信じる、信じないは自由。私は、本気でとめたやつを自動的に標的にし殺すだけだから。
「橘あゆみ」という名前が有名であるが、「佐藤真亜子」「鈴木有紀」「橘由美佳」などといった名前が使用されている例もある。
このメールには疑問点が多くメール本文の信憑性は低く、信じる人は少なかったが、それでも気持ち悪いなどの理由からチェーンメールとして多くの人に広まった。
第一に犯行現場の住所は実在しない。しかし宮城県仙台市泉区住吉台という、実在する住所に書き換わっている場合もある。
第二にそんな事件があったのなら、警察やマスコミが大騒ぎするはずである。しかしそんな形跡はない。
第三にパソコンや携帯の位置情報から犯人を見つけ出せるはずがない。この時代GPS機能付きの携帯は普及していない。仮に位置情報から地域を特定できたとしても、2004年の奈良県の女児誘拐殺人事件でもわかるように、位置情報だけから犯人の居場所を特定することの難しさは証明されている。
第四にメールを回せば殺されない。メールを回したのか確認できるプログラムはないと思う。しかし、そういったプログラムが存在しているとしても、メールを誰かに回しさえすれば、犯人であっても殺されることはない。もし犯人が受信したとしても、あせりはするだろうが、きっと誰かにメールを回してしまうだけだろう。そうなれば殺されるのは無関係な人達ばかりである。