- 日本には地図に載らない村が存在すると言われている。
- 樹海村・池添村・下多島村という名前が語られる。
- いずれも実在を確認できない謎の集落である。
その村は地図にない。住所もない。だが確かに見たという人がいる。
日本には古くから「地図に載らない村」の噂が存在する。
行政上の記録には存在しない。
しかし山奥や樹海の奥、人里離れた場所に独自の共同体があるという話だ。
今回は、その中でも有名な3つの村を紹介する。
樹海村
最も有名なのが樹海村である。
富士の樹海の奥深くに存在すると言われている。
住人は自殺を考えたことがある人々。
あるいは自殺に失敗した人々だという。
一般的には、自殺志願者同士が集まり共同生活を始めたと語られる。
しかし別の説も存在する。
各地を放浪していた旅人たちが樹海で自殺志願者と出会い、旅の話を聞かせて思いとどまらせた。
やがてその人々が自給自足の技術を学び、樹海に定住するようになった。
そして助けられた人々が、次に訪れる者を受け入れ続けた結果、村が形成されたというのである。
池添村
池添村は、実際に連れて行かれたという証言から噂が広まった村である。
ただし場所は不明。
名前も正確かどうか分かっていない。
この村には3つの苗字しか存在せず、住民同士は屋号で呼び合うという。
村には郵便局と雑貨店がある程度。
食料の多くは自給自足で賄われている。
特に有名なのは、お盆の風習である。
毎年花屋が村を訪れ、各家庭の玄関先に花を置いていく。
住民たちはその花を持って裏山へ向かう。
そこには無数の墓が並んでおり、村人全員が墓参りを行うという。
下多島村
下多島村には対になる上多島村が存在すると言われている。
しかし語られるのは主に下多島村の方だ。
非常に閉鎖的な集落で、外部の人間を受け入れないという。
祭りがあっても村外の人間は招待されない。
そして村には有名な場所がある。
それが「首つり電柱」である。
村の象徴とも言われる古い電柱で、毎年のように自殺者が出るという噂がある。
しかも村内の自殺は全てその電柱で起きるという。
もちろん、その存在を裏付ける記録は確認されていない。
まとめ
樹海村、池添村、下多島村。
どれも実在を証明する資料は見つかっていない。
それにもかかわらず、長年にわたって語り継がれている。
人は地図の空白を見ると、その先を想像したくなる。
そして想像はやがて噂となり、噂は伝説へと変わっていく。
もし本当に地図に載らない村が存在するとしたら。
そこは、見つけようとして見つかる場所ではないのかもしれない。


