- 怪人アンサーはどんな質問にも答えてくれる。
- しかし最後には必ず質問を返してくる。
- 答えられないと体の一部を奪われるという。
2000年代初頭、インターネット上で急速に広まった奇妙な都市伝説がある。
その名は「怪人アンサー」。
怪人アンサーは、どんな難問にも正しい答えを返してくれる謎の存在だという。しかし、その知識を得る代償は決して小さくない。
怪人アンサーの呼び出し方
怪人アンサーを呼び出すには10人の人間が必要だと言われている。
10人が円になって並び、それぞれ隣の人へ同時に携帯電話をかける。
普通なら全員が話し中になるはずだ。
しかし、その中の1人だけが誰かにつながってしまう。
その相手こそが怪人アンサーである。
電話の向こうの声は、人とも機械ともつかない不気味な声だという。
どんな質問にも答えてくれる存在
怪人アンサーの恐ろしいところは、その知識の量にある。
歴史の謎でも未来の出来事でも、学校の試験問題でも構わない。
質問すれば必ず正しい答えが返ってくる。
宝くじの当選番号を聞いた者がいるという噂もあれば、未来の災害を知った者がいるという話もある。
だが、怪人アンサーとのやり取りには絶対に避けられないルールがあった。
それは、最後に必ず怪人アンサーから質問されることだ。
絶対に答えられない質問
怪人アンサーは会話の最後にこう問いかける。
「では次は私の質問だ」
そして、人間には到底答えられない問題を出してくる。
例えば――
「西暦123456年7月8日は何曜日か?」
「宇宙の果てに存在する恒星の数は?」
「あなたが死ぬ日の空の色は?」
そんな答えようのない質問ばかりだという。
当然、答えられる者はいない。
すると電話の受話口から黒い手が伸びてきて、指や耳、目など体の一部を奪われてしまうと語られている。
怪人アンサーの正体とは
怪人アンサーの正体にはいくつかの説が存在する。
頭だけで生まれた存在説
もっとも有名なのは、怪人アンサーが頭部だけで生まれた奇形児だったという説だ。
失われた体を完成させるため、人間から少しずつ体の部品を集めているという。
未来人説
一方で未来人だという説もある。
はるか未来の技術によって時間を超え、人間の身体を収集している存在だというのだ。
そのため未来の知識を持ち、どんな質問にも答えられるとされている。
実は創作だった都市伝説
怪人アンサーは非常に有名になった都市伝説だが、後に意外な事実が明かされている。
この話は実際に都市伝説研究やネット文化に興味を持っていた人物が、「創作した噂がどのように広がるか」を観察するために作り出したものだった。
つまり怪人アンサーは最初からフィクションだったのである。
しかし創作だと判明した後も、この都市伝説は消えることなく語り継がれている。
それどころか、今では本物の怪談として紹介されることさえある。
まとめ
怪人アンサーはネット時代を代表する都市伝説のひとつだ。
- 携帯電話を使って呼び出せる
- どんな質問にも答えてくれる
- 最後の質問に答えられないと体を奪われる
- 実は創作者が存在する創作都市伝説だった
だが不思議なことに、創作だと分かっていても人はこの話に惹かれてしまう。
もしかすると怪人アンサーが本当に集めていたのは、人間の体ではなく――
人々の「知りたい」という欲望そのものだったのかもしれない。


