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85%が信じてる?血液型で性格判断するのは日本だけ。

ざくっと都市伝説
  • 血液型診断は日本だけの文化。
  • バナーム効果で当たっていると思うだけ。
  • 診断結果は捉え方次第で誰にでも当てはまることを言っている。


「あなた○○な性格だから△型でしょ?」と言われたこと、言ったことがある人は多いだろう。
血液型での性格判断は科学的根拠は一切証明されておらず、血液型で性格判断をするのは日本人だけである。

性格判断でよく分類されるのは

  • 血液型がA型の人は「綺麗好き・几帳面」
  • 血液型がB型の人は「自己中心的・わがまま」
  • 血液型がO型の人は「大雑把・おおらか」
  • 血液型がAB型の人は「二面性がある・二重人格」

これを見て「当たってる」と思う日本人は85%。血液型によるは性格判断は、1970年代に出版された関連本がきっかけで、テレビなどでも紹介され広まった。

これは「バナーム効果」といわれるもので、誰にでも当てはまるような曖昧な性格を、自分(特定の血液型)だけに当てはまるものだと思ってしまう現象である。

人は誰でも「多少は綺麗好き」で、「多少は自己中心的」で、「多少は大雑把」で、「多少は二面性がある」。誰にでも当てはまることなのに、そういう性格だと診断されることで「当たっている!」と錯覚してしまう。

「○○さんの血液はA型…確かに綺麗好きだ!当たってる!」と、A型の特徴とされる部分だけに集中してしまうため当たっているように思ってしまう。しかし、職場のデスクは片づけられていて「綺麗好き」でも、部屋はちらかっている「大雑把」で、恋人の意見は聞かない「自己中心的」で、家の外と内では性格の違う「二面性がある」ということはよくある。

もし本当に血液型で性格判断し分類することができるのであれば、「○○な性格だから△型」が100%的中しなくてはおかしい。しか、しこの判断がハズレることはよくある。ハズレたとしても性格判断が間違っていると信じないのが日本人。「普段大雑把でもこういうところは几帳面でA型だよね」と、無理やり自分の信じる血液型性格判断にこじつけてしまう。大雑把な部分と几帳面という二面性があるのに、「大雑把」と「二面性」はどこに消えたのだろうか。

血液型で性格を判断し分類できるという科学的根拠はないが、逆に「判断・分類できない」という科学的根拠は証明されている。海外では「血液型性格判断」というものがそもそもないので、研究しているのは日本人しかいない。研究結果を発表したのは九州大学の教授。

「楽しみは後に取っておきたい」「ギャンブルはすべきではない」など性格判断に使われる68項目の質問。もし血液型で性格判断できるのであれば、同じ血液型の人は似たような回答にかたよるはずだが、血液型によるかたよりはなかった。

世界の血液型分布

日本-A型38% B型22% O型31% AB型9%
アメリカ-A型41% B型10% O型45% AB型4%
フランス-A型44% B型8% O型43% AB型4%
カナダ-A型45% B型10% O型41% AB型4%
オーストラリア-A型40% B型10% O型47% AB型3%

日本は海外に比べ血液型のかたよりが少ないため、こういった血液型での性格判断を信じてしまったと思われる。

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