推理ドラマの犯人はスポンサーで分かる
- テレビや映画はスポンサー企業の機嫌を損ねないように作られる。
- 基本的に作中で使用される道具はスポンサー企業の商品。
- 推理ドラマで被害者と犯人が使う道具はスポンサー企業の競合企業の商品。
テレビや映画などの作成にはお金がかかる。そのお金を調達するために、出資してくれるスポンサー企業を募る。
テレビであれば番組の途中にその企業のCMが流される。スポンサー企業は自社製品の宣伝のために出資する。
商品の宣伝は番組途中のCMだけではない。気を付けて見ていると作中に使われる道具もスポンサー企業の商品が使われる。自動車メーカーT社がスポンサーなら、作中使われる自動車はT社の自動車。家電メーカーM社がスポンサーなら、M社の家電が使われる。という具合だ。
CMのように大々的に商品を宣伝するわけではないが、視聴者は無意識でその商品のことを覚えることになる。無意識で刷り込まれた記憶ほど強く記憶に残る。
スポンサーとして多額の出資をしているのに、スポンサーになっていない競合企業の商品を使われ宣伝されては面白くない。他社の商品を使っていれば、番組制作会社にクレームを入れることになる。
番組制作会社はクレームを入れられたり、最悪スポンサーを降りられては困るので、スポンサー企業の競合他社の商品が映りこまないように気を付けて番組を作っている。
しかし、競合他社の商品が映っていてもスポンサー企業からクレームが入らないことがある。それは推理ドラマの被害者と犯人の使用する道具である。
無意識で刷り込まれる記憶は、それを見たときの印象と共に記憶に残る。
被害者と犯人が争って壊れてしまうもの。犯人が使用している車や携帯、衣服、その他小道具は、スポンサー企業の商品は使われない。壊れやすい物、悪人が使う物など、よくない印象と共に、その商品が視聴者の記憶に残ってしまうからだ。
また、その推理ドラマの強力なスポンサー企業が自動車メーカーであれば、ひき逃げ事件でない。お酒メーカーであれば、お酒に酔っての事件でない。など、スポンサー企業の業界に悪い印象を与える事件は起こらない。
推理ドラマで、スポンサー企業の商品以外を所持使用している登場人物が犯人である。