「40代ひとり暮らし」で日本崩壊。家賃が下がると日本繁栄。
- 700万件を超えるデータから、さまざまな出来事の相関関係をAIが分析。
- 40代ひとり暮らしが増えると日本が崩壊する。
- 家賃が下がると40代ひとり暮らしが減り、日本は繁栄する。
バタフライ・エフェクト(バタフライ効果)をご存じだろうか。
蝶のはばたきというわずかな風が起こったときと、その風が起こらなかったとき。ほとんど感じることができない小さな風が、遠くの場所の気象に影響をあたえる可能性があるというもの。しかし、ある蝶が羽ばたいたときの気象が現実のものであれば、その蝶が羽ばたかなかったときの気象がどうなっているかはわからない。本当に影響を与えるのかこれを証明することはできない。
しかし、ある出来事が、遠く離れた場所、時間が経ったとき、別の何かに影響を与えるということは現実にある。その多くはジンクスとして扱われることが多い。
「初戦でAが勝つと、Bが優勝する確率が高い」「初戦がA対Bなら、Cが…」世界的なスポーツ大会の前には、こういった内容でテレビや雑誌が盛り上がる。
「ある条件」だと「ある結果」になる。「ある条件」が複数あり、多く発生していれば「ある結果」になる信ぴょう性も高くなる。
あるAIに5000種類、47都道府県すべてのデータ30年分。700万件を超えるデータを学習させ、いろいろな角度から、日本での出来事の関係性を分析させ、「日本崩壊」のキーとなる問題を分析させた。
核家族の世帯数、肥満率、婚姻件数、平均婚姻年齢、でき婚率、病院数、老衰死亡者数など、よく取り上げられる日本崩壊の原因とならび、上位に挙げれられたのが「40代ひとり暮らし率」ひとり暮らし40代の増加は、さらなる晩婚化、家族という考え方が薄くなり、少子高齢化が進む。さらに働く意欲さえも下げてしまうらしい。さまざまな日本崩壊の原因の原因となるのが「40代ひとり暮らし」だという。
ひとり暮らしの40代はこの10年で約1.2倍になっている。AIは平均家賃が上昇していることが大きく関係していると分析し、家賃が下がるとひとり暮らしの40代が減少し、平均家賃がある一定額以下になれば日本は繁栄していくという分析結果を出した。
今後、選挙のときマニフェストで「家賃引き下げ」を強く推してくる政治家が現れるかもしれない。