- 引っ越しでリカちゃん人形を捨てた少女の恐怖体験。
- 引っ越し先にリカちゃんを名乗る電話がかかってくる。
- 電話が鳴るたびに少しずつ近づいてくる。
人形にまつわる都市伝説は数多く存在するが、その中でも特に有名なのが「リカちゃん人形の電話」である。
子どもの頃に聞いて、本気で電話が怖くなった人もいるかもしれない。
大切だったリカちゃん人形
ある女の子が遠くの街へ引っ越すことになった。
荷物を整理しているとき、子どもの頃から大切にしていたリカちゃん人形を手放さなければならなくなった。
女の子は悲しかったが、引っ越しの都合もあり泣く泣く人形を捨てることにした。
そして家族とともに新しい街へ移り住んだ。
最初の電話
新しい生活にも慣れ始めたある日のこと。
学校から帰宅した女の子は、いつものように家へ入った。
両親は共働きのため家には誰もいない。
すると突然、電話のベルが鳴った。
不思議に思いながら受話器を取る。
すると機械のような不気味な声が聞こえてきた。
「私、リカちゃん。今○○にいるの。これからあなたのところへ帰るわ。」
○○は、女の子が以前住んでいた街の名前だった。
少しずつ近づく声
いたずら電話だと思った女の子は気にしないようにした。
しかし、しばらくすると再び電話が鳴る。
「私、リカちゃん。今■■にいるの。」
■■は最寄り駅だった。
さっきよりも確実に近づいている。
女の子は不安になりながら電話を切った。
だが、数分後にまたベルが鳴る。
「私、リカちゃん。今あなたの家の前にいるの。」
恐怖に耐えきれなくなった女の子は叫んだ。
「あなた誰なの!? ねえ、誰なのよ!」
すると電話は突然切れてしまった。
最後の電話
女の子は震えながらカーテンの隙間から外を確認した。
しかし誰もいない。
少しだけ安心したその瞬間――。
再び電話が鳴った。
恐る恐る受話器を取る。
聞こえてきたのは、あの声だった。
「私、リカちゃん。」
そして静かに続ける。
「今、あなたのうしろにいるの……」
都市伝説としての考察
この話は1980年代から全国の子どもたちの間で広まり、多くのバリエーションが存在している。
電話の内容が少しずつ変化したり、最後に窓の外に人形が立っていたりと地域ごとに結末も異なる。
共通しているのは、「捨てられた人形が持ち主を追いかけてくる」という点だ。
大切にしていたはずの人形を捨ててしまった罪悪感。
そして電話のたびに距離が縮まっていく恐怖。
だからこそ、この都市伝説は今も語り継がれているのかもしれない。


