牛乳を飲んでも「背が伸びる骨が強くなる」ことはない
ざくっと都市伝説
- 牛乳は骨作りの栄養にならない。
- 骨の健康に必要なビタミンCを破壊する。
- 牛乳を世界一飲む国の骨折率は日本の5倍。
牛乳を飲めば背が伸びる骨が強くなるは嘘だった日本人の多くは小さい頃から体や骨にいいから、身長を伸ばすためにと牛乳を飲まされてきた。
しかし牛乳が体に合わなかったり、すぐにお腹をこわしてしまう人は多い。本当に牛乳は体によく骨を強くしたり身長を伸ばしたりすのだろうか。
牛乳は牛の赤ちゃんにとって必要な栄養であって、そもそも人間のためのものではない。カルシウムを吸収するためのラクターゼという酵素は、乳児以外の日本はほとんど分泌されず、牛乳カルシウムを分解・吸収されることなく、そのほとんどは排泄されてしまう。
ハーバード大学が7万8000人を対象に12年かけて行った研究結果によると、牛乳やチーズは骨を丈夫にするどころか、骨を脆くし骨折の危険性が高まることが分かっている。
牛乳を世界で最も飲む国のひとつであるノルウェーの骨折率は、日本の骨折率の5倍というデータもある。
牛乳にはカルシウムが豊富なのは確かだが、マグネシウムが含まれていないため、大量に飲むと骨を健康に保つコラーゲンの合成に不可欠牛乳はビタミンCを弱める。骨のカルシウムが溶け出して骨は弱くなるという。