シャワーだけで済ませると体臭が強くなる
- 体臭の原因は体の中に溜まった老廃物にもある。
- 入浴せずシャワーだけで済ませると体表面の汚れだけしか落ちない。
- 周りからは臭いと思われている。
お風呂をシャワーだけで済ませれば、毎日湯船を洗う必要もなく、短時間で済ませることができる。
しかし、シャワーだけで済ませてしまうと体臭が強くなる。
近年、お風呂はシャワーだけで済ませるという人が増えていため、日本人の体臭はどんどん強くなっているといわれる。
欧米人は日本人に比べて体臭が強いといわれる。人種や食事にも原因があるといわれるが、シャワーだけで済ませる習慣にもあるといわれる。
体臭の原因は、体の中にたまった老廃物乳酸にある。乳酸がたまっていると、血中のアンモニア成分が増え体臭が強くなる。湯船につかり、しっかり汗をかくことで、この乳酸を体の外に出すことができるのだが、シャワーだけでは時間が短く老廃物を外に出すための十分な発汗作用を得ることができない。
シャワーは体表面の汗を流せても、体の中の老廃物は流せないのである。
トイレで用を足したあと、流さないでためていく。あまりの臭さに消臭スプレーでごまかす。わずかな時間だけ臭いは消えるが、溜まった便からまた悪臭が発生する。シャワーだけで済ませるということは、トイレを流さないということと同じである。表面の汗や臭いだけをシャワーで流しているだけ。溜まったものはそのままである。
人の嗅覚は不思議なもので、はじめは特別に感じていたニオイも、そのうちニオイとして感じなくなる。毎日つけている香水が、自分ではあまり匂わないと思っていても、他人からは「香水くさい」「つけ過ぎている」と思われていたり、自分の車の中はニオイがないつもりでいても、人からは「くさい」「○○なニオイがする」などといわれる。
体臭も同じで、いつでも嗅いでいる自分の体臭はあまり気にならない。ワキガの人が自分のワキガに気づかないのもそのため。
シャワーだけで済ませているという人は、「周りから体臭が強いと思われている」と思っていいだろう。