計算問題を解くと1.4倍痩せられる!?
ざくっと都市伝説
- ダイエットにはカロリー消費が不可欠
- 脳を酷使することが一番カロリーを消費する
- 計算問題を解くと1.4倍痩せられる
100kcalの食べ物を食べ、100kcal消費すれば太ることなければ痩せることもない。200kcal食べて100kcalしか消費しなければ、100kcal分のエネルギーが脂肪となり蓄えられる。
食べても太らない、運動している様子もないのに太らないという人は、摂取カロリーと消費カロリーのバランスがとれている。
ダイエットに必要なのはカロリーを消費すること。1kgの体脂肪を減らすには約7,200kcalの消費が必要とされている。1ヵ月で1kg痩せようと思えば、1日240kcal減らせば痩せられる計算になる。
運動しても痩せられない
ダイエットに最も効果的なのは運動をすることと言われている。しかし、運動をしているのに痩せられないという人も多い。ただ体を動かすだけでは、あまりカロリーを消費しない。基礎代謝の中で一番カロリーを消費する筋肉量を増やすことで、運動することでのカロリー消費は増える。まずは筋トレが必要となる。痩せたい部分の筋トレで筋肉量を増やせばよいというものでもなく、全身をバランスよく鍛え全体の筋肉量を増やす必要がある。「最近体形が気になる」とダイエットのために運動を始めても、すぐに効果が出ないのは筋肉量が少ないせいである。
脳を使うとカロリー消費1.4倍
ヒトは、オラウータン・ゴリラ・チンパンジーなど類人猿に比べると2倍以上の脂肪を蓄えている。脳が働くとカロリー消費は増大する。そのためヒトは脂肪を蓄えるように進化した。
アメリカ合衆国ノースカロライナにある大学の研究チームが行った実験の結果、質問に回答を繰り返すことで通常の1.3倍、計算問題を解くことで通常の1.4倍カロリーを多く消費することがわかった。
脳を働かせるという単純なこと。1.4倍運動をするか、計算問題を解くか。