- 船や飛行機が消えると噂される魔の海域。
- 乗組員だけが消えた不可解な事件も語られている。
- 原因は今も決定的に解明されていない。
世界には数多くの謎の場所が存在する。
その中でも最も有名な未解決ミステリーのひとつが「バミューダトライアングル」である。
バミューダ諸島、プエルトリコ、フロリダ半島を結ぶ三角形の海域。
この場所では古くから船や飛行機が忽然と姿を消すという噂が語られてきた。
事故の痕跡すら発見されないケースもあり、多くの研究者やオカルト愛好家を魅了し続けている。
バミューダトライアングルとは何か
バミューダトライアングルは大西洋西部に存在するとされる海域である。
明確な境界線が定められているわけではないが、一般的にはバミューダ諸島、プエルトリコ、アメリカ・フロリダ州を結んだ三角形の範囲を指す。
この海域では古くから不可解な失踪事件が数多く報告されてきた。
船が消える。
飛行機が消える。
救助隊までも消える。
そんな話が積み重なり、「魔の三角海域」と呼ばれるようになったのである。
メアリー・セレスト号の怪事件
1872年、海上を航行していた船が奇妙な光景を発見した。
それがメアリー・セレスト号である。
船は航行可能な状態だった。
しかし乗組員の姿がどこにもない。
船内には争った形跡もなかった。
さらに飲みかけのコーヒーや食事が残されていたとも語られている。
まるでつい先ほどまで人がいたかのような状態だったという。
乗組員たちはどこへ消えたのか。
現在に至るまで明確な答えは見つかっていない。
二度無人になったスクーナー船
1881年にはエレン・オースティン号にまつわる不思議な話が残されている。
航海中、無人のスクーナー船を発見した。
船は十分に航行可能だったため、一部の乗組員が移乗し目的地へ向かうことになった。
ところが途中で濃霧とスコールに遭遇し、二隻は離ればなれになってしまう。
その後再びスクーナー船を発見した時、そこにいたはずの乗組員たちは消えていたという。
もともと無人だった船が、再び無人になっていたのである。
この話は現在でもバミューダトライアングル伝説を語る上で欠かせないエピソードとなっている。
空のメアリー・セレスト事件
1945年には最も有名な事件が発生した。
アメリカ海軍の第19飛行編隊が訓練飛行中に消息を絶ったのである。
5機のアベンジャー雷撃機はフロリダ州フォート・ローダーデール基地を離陸した。
ところが飛行中に不可解な無線連絡が入る。
- 陸が見えない
- どちらが西かわからない
- 海の様子がおかしい
- 方向感覚を失った
そして最後には「白い水に突入」という謎めいた通信を残し連絡が途絶えたと語られている。
捜索機も出動したが、機体の残骸は発見されなかった。
この事件は「空のメアリー・セレスト号事件」とも呼ばれている。
語られる数々の原因説
なぜ船や飛行機は消えるのか。
様々な説が提唱されてきた。
ブラックホール説
海域内に時空の歪みが存在し、船や飛行機が別の場所へ飛ばされるという説。
SF作品でもよく登場する人気の仮説である。
宇宙人誘拐説
UFOが出現し、人や乗り物ごと連れ去っているという説。
オカルト界隈では今なお根強い人気を持つ。
メタンハイドレート説
海底から大量のメタンガスが噴出し、海水の浮力が低下することで船が沈没するという説である。
科学的な可能性が議論されたこともあるが、すべての事件を説明するには不十分とされている。
どの説にも決め手がない
興味深いのは、どの説も完全な証明には至っていないことである。
ブラックホール説には科学的根拠がない。
宇宙人説も証拠が存在しない。
メタンガス説にも説明できない事例が残る。
そのため現在でも決定的な結論は出ていない。
一方で近年では、他の海域と比較して特別に事故率が高いわけではないという指摘もある。
それでも多くの人がバミューダトライアングルに魅了されるのは、説明しきれない謎が残っているからだろう。
まとめ
バミューダトライアングルは世界で最も有名な未解決ミステリーのひとつである。
- 船や飛行機の不可解な失踪事件が数多く語られている
- ブラックホール説や宇宙人説など様々な仮説が存在する
- 現在も決定的な原因は解明されていない
本当に超常現象が起きているのか。
それとも偶然と誤解が積み重なっただけなのか。
答えは今も深い海の底に沈んだままである。


